植物性料理研究家うのゆきこです。
「ゴールデンミルク」という飲みものをご存じですか?
アーモンドミルクにウコンの粉を溶かしたもの。
黄金色をした液体が目を楽しませてくれることに加え、ビタミンEの豊富なアーモンドミルク、 クルクミンなどさまざまな機能性を持つウコン。
この「黄金の組合せ」がヘルシーなイメージを持つため数年前から人気が出て、ニューヨークのカフェあたりでは定番目メニューにもなっていました。
去る5月30日は「アーモンドミルクの日」でした。
日本でも最近アーモンドミルクがとても売れています。
アーモンドミルクはそのまま飲むもよし、
蒸留系のお酒をアーモンドミルクで割るもよし、
アーモンドミルクでシチューを作るもよし、
アーモンドミルクでクラムチャウダーを作るもよしです。
アーモンドミルクが今のように流行する前、フルッタフルッタが出していた「オメガミルク」というアーモンドミルク飲料がたいへん美味しかったのを思い出します。
アーモンドミルクは「植物性ミルク」の一種です。
植物性ミルクは牛乳ではないので、乳糖不耐症の人や牛乳アレルギーの人でも飲むことができます。
植物性ミルクは動物由来ではないので、いわゆるベジタリアンの人でも飲むことができます。
栄養的には牛乳と植物性ミルクを比べると一長一短のようですが、一般的には「植物性ミルクのほうがヘルシーだ」という印象がありますね。
それもあってアメリカや北欧では目下植物性ミルクが大流行。
コロナ自粛期間を通じて牛乳の売上が減り、植物性ミルクの消費が増えました。
ただし牛乳の売上が減ったのは今に始まったことではなく、
以前からそのような傾向があり、昨年、大手の乳製品会社が倒産しています。
アメリカの酪農支援団体は「植物性ミルクをミルクと呼ぶこと」について、強く反対していますが一方で、牧場をやめて植物性ミルク業に転換する酪農家も増えているとのこと。
わたしたちがよく目にする植物性ミルクは
* 豆乳(大豆由来)
* アーモンドミルク(アーモンド由来)
* ココナッツミルク(ココナッツ由来)ですが、
植物性ミルクの種類は他にもあり
* ライスミルク(米由来)
* オートミルク(オート麦由来)
* カシューナッツミルク(カシューナッツ由来)
* ヘンプミルク(ヘンプ由来)などの消費も増えています。
このうち海外で特に人気が上昇しているのはオートミルクです。
ちなみに私は豆乳が昔から馴染みもあり、味や機能的観点から見ても大好きな植物性ミルクです。